電線管の太さ(占積率)

D
電線の仕上外径〔mm〕
n
本数
d
電線管の内径〔mm〕
上限
32%(48%は同じ太さの電線で屈曲が少ない場合)
計算の根拠

内線規程 3110-5:電線の被覆絶縁物を含む断面積の総和が、管の内断面積の32%以下となるように選ぶ(太さの異なる電線を収める場合など)。同じ太さの電線で、管の屈曲が少なく引き入れ・引き替えが容易な場合は48%以下。電線の仕上外径はIV(JIS C 3307)の約値(住電日立ケーブル IV LF 仕様書)、断面積は π/4 × D² で計算。電線管の内径は外径−2×厚さ(薄鋼:JIS C 8305 の寸法、厚鋼:同)。細い電線の補正係数(内線規程 3110-8)は含めていないので、1.6〜2.0mmなどの細い電線を多く収める場合は内線規程の表でも確認してください。ケーブルは対象外(管の内径をケーブル仕上外径の1.5倍以上とする)。計算結果は参考値です。

電線管の太さの決め方

電線管に電線を詰め込みすぎると、引き入れにくく、熱もこもります。そこで内線規程では、被覆を含めた電線の断面積の合計が、管の内側の断面積の一定の割合以下になるように太さを選びます。この割合を占積率といいます。

32%と48%

太さの違う電線を一緒に入れるときなどは32%以下が基本です。同じ太さの電線だけで、管の曲がりが少なく引き入れや引き替えが簡単な場合は48%まで認められています。迷ったら32%で選ぶと安全です。

このページの数値

電線の外径はIV電線(JIS C 3307)の仕上外径の約値、電線管の内径は外径から厚さ2枚分を引いた値です。細い電線を多く入れる場合は、内線規程の補正係数の表もあわせて確認してください。

計算結果は参考値です。設計・施工では、電気設備技術基準・内線規程・メーカーの資料で必ず確認してください。

背景写真:Unsplash