許容電流

I
許容電流〔A〕
I₀
周囲温度30℃のときの許容電流〔A〕
T
絶縁体の最高許容温度〔℃〕(ビニル60、耐熱ビニル・ポリエチレン75、架橋ポリエチレン90)
θ
周囲温度〔℃〕(30℃以下は30)
k
電流減少係数(電線管などに収める場合)
A
℃
℃
本
管に収めないときは0
計算の根拠

電技解釈 第146条(146-3表の許容電流補正係数、146-4表の電流減少係数)による。電流減少係数:3本以下0.70、4本0.63、5・6本0.56、7〜15本0.49、16〜40本0.43、41〜60本0.39、61本以上0.34。中性線・接地線・制御回路の電線は本数に含めない。表示値は小数点以下1位を7捨8入。メーカーの許容電流表が30℃以外を基準にしている場合は、その資料の補正方法に従ってください。計算結果は参考値です。

許容電流とは

電線に流し続けても、絶縁体が傷まない上限の電流です。電技解釈第146条の表に、周囲温度30℃のときの値が電線の太さごとに決められています。

補正係数と電流減少係数

周囲温度が高いと電線が冷えにくくなるので、許容電流は小さくなります。その割合が √((T−θ)/30) の補正係数です。さらに、電線管に何本もまとめて入れると熱がこもるので、本数に応じた電流減少係数を掛けます。3本以下で0.70、4本で0.63のように決まっています。

使い方の例

IV 2.0mm(30℃で35A)を電線管に3本入れると、35×1.00×0.70=24.5なので、7捨8入して24Aです。耐熱電線(HIVなど)は最高許容温度が高いので、同じ条件でも許容電流が大きくなります。

計算結果は参考値です。設計・施工では、電気設備技術基準・内線規程・メーカーの資料で必ず確認してください。

背景写真:Unsplash